絵心のない私が今まで一番長い時間食い入るように見た絵です。波のひとすじ、実のひと房、葉の縁の細かいとげ。見れば見るほど細かい描写に圧倒されました。
田中一村のことを知るや、さらにこれらの絵に迫力・気鋭・殺気のようなものが伝わってくる気がしました。
私が奄美にいた16年間のうち、一村の晩年7年は同じ奄美にいたことになります。当時は田中一村など知らず、没後、NHKの日曜美術館でとりあげられてから全国的に高い評価を受けるようになりました。
私が島を離れてから約20年後に島を訪れたときにはすでに有名になっており、島には田中一村記念美術館も出来ていました。
食い入るように長い時間この絵の前でみつめていたのはこのときのことです。
島を離れてから想う島のよさ。それをとても力強く表現してくれる田中一村の絵は、私でさえ心動かされるものなのです。
奄美でのダイビング・海・山遊び、案内しています!
田中一村美術館は、奄美ダイビングセンター とめ から車で10分!
ぜひ一度訪れてみてください。
参照
奄美パーク&田中一村美術館
NHK出版、田中一村の世界
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