2012年9月21日金曜日
南アの船出
最初は戸惑いますが、次第にこのワイルドさが楽しくなってくるのです。
サーディンランはじめ、南アフリカ沿岸でのボートダイブの船出はこんな感じ。
このボートをトレーラーで引っ張って、今日の船出の浜へ。ボートをおろしたら皆で押しながら勢いをつけての船出。引き波をとらえて沖出するボートに飛び乗ります。
迎え来る波、ときには大波をロデオのように越えて沖へ。
船底にはウインドサーフィンのボードのように、足をひっかけるやつが。これに足先を入れ、振り落とされないように踏ん張るのです。
艇を操るスキッパーの腕にかかっていますね。デカい波ほど興奮するのか、やけに楽しそうです。
上陸時はさらに刺激的。でかい並をとらえてそのトップにのってイッキに浜辺へ。"Hold on"の号令とともにボートは浜辺に突っ込みます。足先をストッパーにいれ、船べりにはわせてあるロープをしっかりとつかみます。
ボートごと浜辺に突っ込む感じです。放たれたジェットコースターのよう。浜にぶつかる衝撃に耐え、帰還。
ボート、トレーラーに載せやすいようにできるだけ波打ち際より陸に揚げたいんですね。
ある年のサーディンランは、ピッキーという名のスキッパーでした。コーディネーターいわく、"He is good on the ocean but not on the land"
スキッパーとしての操船技術や群れ当て、寄りかたなどは凄いのです。ワイルドで頼もしいのです。ところが終わって上陸して帰り道を歩き出すと、酔っ払いか、よちよち歩きの子供のように、どこへ向かうのか定まらないような歩き方。道を覚えるのも苦手とか。全く別人のようでした。
こんな毎日を繰り返しているうちに、体が、これがないと始まらない、これがないと終わらないと、求めているような気がしてくるのです。そしてこれをもって勇敢に海に立ち向かっているというような充実感。なかなかの演出です。
ちょっと脅かしましたが、南アの船出がどこでもいつでもこんなわけではありません。ある年のサーディンランは、入り江の河口にあるロッジがベース。ボートの発着場は河口にあるとても静かな川辺にあり、出発、帰還ともとても平和でのんびりとした雰囲気です。
しかし外洋に出るときの大波を乗り越えるロデオ体験はもれなくついてまいりますのでお楽しみに。
さて、来年2013年のサーディンランの設定中です。現地コーディネーターのブルーワイルダネスからの連絡待ち。来年は久しぶりに催行させたいと思っています。ご興味のある方、乞うご期待!
サーディンランはこちらから
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